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10年代の幕開けと共に、世の中のコンテンツやインフラストラクチャーの在り方も大きく変わりつつあります。
今を生きる私達にとって、10年代は輝かしい年代になるか、凄惨な年代になるか、それは正直まだ分かりませんが、人類にとって重要なターニングポイントとなる年代とだけはわかります。
情報の形や届き方が急激に変わってきている今、デザインがやらなくてはいけない範囲や意味も深く再考しなくてはならないでしょう。

僕は ’03年より「ADAPTER」という小さなグラフィック集団を作り、グラフィック表現の未来を様々なプロジェクトを通じて追求してきました。
そして日々の活動の中で、次第に平面的なグラフィック表現には収まらない、物事の根本からデザインしていくことの面白さや大切さを実感するようになりました。

カルチャーが細分化し、人類が経験したことのないほど無数のコミニュケーション手段を獲得した今、これからの時代のデザインの在り方とは一体何なんだろう? 
自問自答する中で、このクリエイティブスタジオ「ANSWR」の原型が少しづつとイメージされつつありました。
デザインの存在意義と向かい合って考え抜いたその時、僕は一つの確信を持って「ANSWR」を設立しました。

自分にとってのデザインとは、対象が持つ<本質的な美しさ>を捉え、表現し、プロダクト化すること。
そしてデザインの可能性を信じ、その仕事を通じて自分達なりの<答え>を見つけたい。
でもその答えが普通の答えではあんまり楽しくない。どうせならその答えに少しくらい<バグ>が入っている方が新しい視点も生まれるんじゃないだろうか?
だからスタジオの名前も「ANSWER」ではなく、ちょっと綴りが間違った「ANSWR」。
<純血>ではなく<混血>のクリエイティビティこそが、今の時代に適応した新しいコンセプトや美しい表現を生み出せると僕は考えています。
このスタジオはそういった考えに基づき、グラフィック、インタラクティブ、ブランディング、映像、建築設計、メディアプランニングなど様々なジャンルのスタッフの<アイデンティティの混血>により生まれた会社といえます。

2007年より6人でスタートした「ANSWR」は自社メディア「PUBLIC/IMAGE.LABEL」を中心にすえ、デザイン会社の枠を踏み外した、少し不思議なクリエイティブカンパニーへと育っている最中です。
「ANSWR」では既存のデザイン業務だけではなく日々のトライ&エラーの中で、デザイン感覚とテクノロジーを融合させた、実験的なプロダクトや提案をなるべく沢山、世の中に送り出すことを目指しています。
事務所に併設させる形で新しく始めたオルタナティブスペース「PUBLIC/IMAGE.3D」を舞台に、いよいよANSWRは、当初描いていたような現場とメディアをクリエイティブスクラッチした実験を色々と始める予定です。
ぜひ今後のANSWRにご期待ください。

ANSWR 代表取締役 針谷建二郎 2010.1

「ANSWR」は新しい時代のデザインプラットフォームを作ることを目的に、2007年アートディレクター針谷建二郎により設立されたクリエイティブカンパニー。

「混血のクリエイティビティ」をキーワードにアートディレクション、ウェブ & エンジニアリング、映像制作、メディアプランニング、イベントデザイン、建築設計など、様々なジャンルの仕事を手がけている。自社メディアである「PUBLIC/IMAGE.LABEL」での活動もANSWRを構成する重要な要素のひとつ。

2009年11月より池尻に新事務所を移転し、事務所に併設する形でオルタナティブスペース「PUBLIC/IMAGE.3D」をスタート。

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ANSWR では自社プロジェクトとしてクリエイティブポータルサイト「PUBLIC-IMAGE.ORG」、オルタナティブスペース「PUBLIC/IMAGE.3D」などの運営で知られるメディアレーベル「PUBLIC/IMAGE.LABEL」、新感覚のクリエイティブマネージメント「A/M」など、コミュニケーションをデザインする様々な試みが、クライアントワークと並行して実践されています。

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